熱狂ボイ・ブンバ

熱狂ボイ・ブンバ

 

アマゾナス州パレンチンス市の奇祭「ボイ・ブンバ(牛祭り)」。その熱い夜は毎年6月最終金曜日、土曜日、日曜日と、収容人数3万5千人のブンボードロモを会場に3日間、夜8時から繰り広げられる。今年2010年は第45回となる。

この祭はイン ディアンの儀式や伝説、シャーマニズムといったブラジル文化の一面を堪能できるイベントで、名物は、動物を模り、まるで生きているかのような躍動感をみせ る巨大な山車。ワニやサル、蛇、フクロウなど様々な動物をイメージした山車は高さ約20メートルにわたるもので、内部操作で手足の動きや顔の表情にまでこ だわりを見せる。

ボイ・カプリショーゾとボイ・ガランチードの2チームによって演出が競われる、赤と白にハートマークがガランチード、青と白に星マークがカプリショーゾのシンボルだ。

1965年より始められたこの祭だが、競技となったのは翌年の1966年から。2000年の引き分けを除き、これまでにガランチードが26回、カプリショーゾが16回優勝している。

昨年2009年「感動」というテーマで優勝したガランチードの今年のテーマは「情熱」。1日目は情熱と伝統、2日目は情熱と人生、3日目は情熱と大衆文化というテーマで3部構成の演出が練られた。対抗するカプリショーゾは、「緑の詩」をテーマに掲げる。今年もアマゾンの森林へかける愛情を謳い、環境問題を投げかけていく。

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