アマゾナス劇場
ラテン・アメリカにある最も豪華な劇場の一つであり、ゴム景気の華やかなりし当時を代表する記念碑。
この劇場は建設に17年の歳月を要し、1896年に落成式が行われた後も内装に更に3年を費やしている。舞台を飾る幕はクリスピン・ド・アマラル画伯の手によってパリで描かれた。
天井の中央にはバラの花をデザインした華やかな銅製のシャンデリア、天井にはパリのエフェル塔が描かれている。舞台は間口30m、奥行き15、周囲にはカルロス・ゴメスへの敬意の表明の他、戯曲、悲劇、音楽を表す芸術家の偶像によって囲まれている。
貴賓大広間には、この土地を代表する趣旨により、ジェゼ・アレンカール戯曲「オ・グァラニー」を描いたドメニコ・デ・アンジェルスの絵画で四方を囲まれている。
正面玄関は全てイタリアのヴェローナから取り寄せられた大理石で造られ、床は輸入木材とパウブラジルで造られているが、これもまたアンジェルスの装飾によるものである。
会場正面玄関の天井は、石膏の浮き彫り細工で覆われ、全部で13基ある燭台はイタリアのムラメより輸入された。
劇場の丸い屋根は、フランスのアルザスより取り寄せた色ガラス状の瓦でブラジルの国旗をデザインして造られている。
-同サイトの、知識箱/観光欄にさらにアマゾナス劇場に関した説明が掲載されているー