アマゾンはジャングルばかりではなく、ところどころには草原がある。中には芝草を敷き詰めたような見事な草原もあるが、草原の美にひかれてうっかり足を踏み入れると大変な目にあう。
マナウスは南緯3度、海抜は40m。 熱帯気候で、雨期は12月から6月。湿度は85%~90%、気温は通常23~30度ほど。
SAMI Cultira サイト閲覧者から、大蛇アナコンダの写真が送られてきました。場所は不明ですが、マナウス近郊のアマゾン川(支流)で、クルージングをしていた時に乗船者の現地人が捕まえて写真に撮ったとのことです。
マナウスから船でソレモン河をわたって、カレイロに着き、そこから車でBR319 を約80Km 、さらに船で約10時間、タルマン湖に着く。船で寝泊まりしながらの大自然でのゆったりした豪快な釣りが楽しめる。
フィラリア蚊は普通の蚊よりいく分小さく、足が極端に長く、止まると逆立ちをしたような形になるからすぐわかる。 動きのすばやい蚊で、血を吸っていない時は手ではなかなか叩けない。 この蚊はアマゾンにはどこにでもいるが、アノフェレス蚊に刺されても、その蚊がマラリア菌を持っていない限りマラリアにはかからない。
リオやサンパウロからアマゾンに飛行機で行くと、ベレンやマナウスに着くのは大抵、夜中から明け方になる。 飛行機の時間表は大都市を中心に組んであるから、地方の都市はどうしても不便な時間となってしまうのだ。 ところで、エアコンの利いたか快適なジェット機からアマゾンの空港に降りると、一歩毎に舗装された地面から熱気というか、湿度を多く含んだ‘うん気‘がズボンの裾からモヤモヤと這いあがって、やがて全身を包む。 講内送迎バスのような気の利いたものはまだないから、空港建物までテクテク歩かされるが、そのうち
「自然を愛す」「自然の懐に抱かれる」「母なる自然」 なんともカッコのよい言葉で、そこはかとないロマンを感じさせるが、婦人雑誌や少女雑誌の世界ならともかく、本当の大自然というものはそんな甘いものではない。 都会地の人が、どこかの田舎に土地を求め、ブルトーザーで整地し、植林をし、綺麗な芝生を植えこみ、花壇を設け、池を掘って魚を放し、木の利いたバンガローを建て、週末に自動車で来て、魚釣りや乗馬に興じたところで、自然でも自然の生活でもない。
アリも厄介というより怖い。 フォールミーガ・デ・フォーゴ(火の蟻)というのは小さな赤いアリだがうっかり素足にゴムゾウリで歩いているとやられる。 喰いつかれると、それこそ火をつけられたような感じで飛び上がる。素早いアリで、アッと気が付いた時は何十、何百と足の上に這い上がっている。
アマゾンはジャングルばかりではなく、ところどころには草原がある。中には芝草を敷き詰めたような見事な草原もあるが、草原の美にひかれてうっかり足を踏み入れると大変な目にあう。 しばらくは気がつかないが、そのうちに足の方がかゆくなる。おかしいなと調べても何もおらず、痒さだけがやたらとひどくなる。 シャワーを浴びようと、風呂に入ろうと、薬をつけようと、痒さは一向にとまらない。二日ぐらいすると足のかゆみは収まるが、こんどは陰部が猛烈にかゆくなる。
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