深刻な少女売春

深刻な少女売春

最近ブラジルの新聞などでよく話題になるのだが、アマゾンにおける年少者の売春問題はかなり深刻である。

 

プロの売春婦ならどこでもあることだし、とりたてていうほどのことではないが、アマチュアの少女売春の蔓延は重大な社会問題で、関係者の頭を悩ましている。しかもだんだんプロとアマの区別がなくなっていく傾向にある。

 

はなはだショッキングな話だが、アマゾンでは少女が体重30
キログラムになれば、売春婦として最低限の資格があるという意味である。

 

ベレンやマナウスのような大きな都会は人口が多いだけに目立ちにくいが、アマパ、サンタレン、ポルト・ベーリョのような小さな都市は少女売春がよく目立つ。

 

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キログラムうんぬんは別としても、少女売春が恐ろしい勢いでアマゾン全域に拡がっているのはまぎれもない事実である。

 

「この町のメニーナ(少女)の90%
になる娘が妊娠してね、相手の男は誰かと問い詰めたら、数が多くて誰だか分からないといったそうだ。呆れたもんだねえ」、「そりゃ昔だって12の娘が男とくっつくことは珍しくなかったけど、今の娘は金を目当てにやるんだからね、昔はなかったことだと」たしかに少女売春は最近の風潮である。

 

私は、最近急に増えてきたというところに興味をもった、いろいろ調べてみたし、ひとの意見も聞いてみたが、どうもよく分からない。

 

ブラジルの新聞などには少女売春の実態について、ルポ的な記事はかなり出ており、現象面の説明は詳しいのだが、どうしてそうなったか因果関係がはっきりしない。

 

筆者はこの疑問を地元の警察署長に向けてみた。すると署長はいともアッサリとこう云った。「金さ、金さえあれば今は欲しいものが何でも買えるだろう。つい10






<サンパウロ新聞 アマゾン学のすすめ>から

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