不毛の大地を誇りに変えた セラード開発
親日の理由 被災地へ…「地球の反対側の味方」
トラウマを越えて 日本企業再挑戦
「神が贈った」カリスマ指導者 ルラ前大統領の故郷を訪ねて
超深海油田「プレサル」地の底に眠るフロンティア
伸び続ける経済 「未来は現在になった」
建設中の高層マンション群が空へと伸びる。地上では世界中から集まった自動車ディーラーが商機を求めしのぎを削る。地球の反対側、南米ブラジルの中でも最も貧しい地域だった東北部の都市サルバドルの新興地区は、空前の「希望」に包まれていた。
カヌーでおもしろいのは櫂(レーモ)である。櫂の形はアマゾンでも場所によって違い、いくつもの種類があるが、多いには先端が平べったい卵形になったやつで、要するに飯杓子の大きなものと思えば良い。
マナウスのボイ・ダンス(雄牛を課題としたフォクロリオ)である「ボイ・ブンバ」は全員が同じ振り付けでリズミカルな音楽をバックに踊る踊りであり、マナウスでは熱狂的な人気がある。サンボドロモ(サンバ行進会場)で何万にという人が照明ライトに照らし出されて一斉に同じ動きで踊る光景は圧巻である。
カボクロやインジオはハンモックで生まれ、ハンモックで死ぬ。ハンモックはインジオが発明した道具の中でのケッサクだ。 ブラジル語ではRedeで、網の意だが、これを日本式にレージと発音してもまず絶対に通用しない、ヘージまたはヘジといわないとわからない。 このハンモックは使い慣れると実に快適で、その上用途が広く、こんな便利なものはない。
ブラジルという国名の起こりが、赤色染料をとるパウ・ブラジル(ブラジルの木)から来ていることは良く知られている。 ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス等が争って海外の植民地を求めたのは、当時ヨーロッパでは貴重品の染料、香料、香辛料、生薬を獲得するのが目的でもあった。 パウ・ブラジルは、アマゾン河口から、マラニオン、セアラーの海岸地方の山地に生えていた木で、昔はかなりあってインジオが布の染色に用いていたが.
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